最近、投資の世界では「新NISAでS&P500やオルカン(全世界株式)を買っておけば正解」という風潮が強いですよね。確かにそれは合理的ですし、私も否定はしません。しかし、私はあえて、手間も時間もかかる「個別株投資」をメインに据えて、元手100万円からの1000万円チャレンジに挑んでいます。
「なぜ、忙しいサラリーマンがそんなリスクを取るのか?」 「インデックス投資の方が楽で確実じゃないか?」
そう思われる方も多いでしょう。しかし、私が個別株を選ぶのには、単なる「ギャンブル精神」ではない、3つの理由があります。今回は、投資初心者の方にも分かりやすく、その本意をお伝えします。
効率的な資産形成と、夢を叶えるためのスピード感の違い
まず結論から申し上げます。私が個別株投資を選んだ最大の理由は、「人生で一番若い『今』、夢を叶えるためのスピードが必要だったから」です。
資産形成の「正解」は目的によって変わる
インデックス投資(市場全体に丸ごと投資する手法)は、非常に優れた投資手法です。
- プロでも勝つのが難しい「市場平均」を確実に取れる
- 銘柄分析の時間が不要で、忙しいサラリーマンに最適
- 長期(20〜30年)で持てば、複利の力で着実に資産が増える
これは投資の歴史が証明している「正解」の一つです。もし私の目的が「30年後の老後資金」だけなら、迷わずインデックス投資を選んでいたでしょう。
「30年後のチケット」では遅すぎる
しかし、私の目標は「イギリスとスペインに行って、大好きなサッカーを現地で観戦すること」です。
プレミアリーグの熱狂的なスタジアムで声を枯らし、オールドトラフォードで世界最高峰のプレーを目の当たりにする。この夢を、情熱と体力がある30代、遅くとも40代のうちに叶えたい。
元手100万円をインデックス投資の平均的な利回り(年利5〜7%程度)で運用した場合、1000万円に到達するには30年以上の月日が必要です。30年後の私は60代。もちろんその時の旅行も素敵ですが、今この瞬間に感じたい熱狂とは少し種類が違います。
夢を実現するための「スピード感」を求めたとき、私にとって個別株という選択肢を選びました。
100万円を1000万円にするための計算式
「100万円を1000万円にする」というのは、資産を10倍にするということです。これを達成するために必要なプロセスを、具体的な数字で比較してみました。
投資手法による1000万円達成スピードの比較(想定)
| 投資手法 | 想定利回り(年利) | 1000万円達成までの期間 | 特徴 |
| 銀行預金 | 0.001% | 約70万年 | ほぼ増えない(元本保証) |
| インデックス投資 | 7% | 約34年 | 過去の米国株平均に近い |
| 個別株投資 | 20% | 約13年 | 銘柄選定により加速が可能 |
比較するとわかりやすいと思います。年利7%というインデックス投資の優等生な数字でも、100万円を1000万円にするには30年以上の歳月が必要です。もちろん、毎月の入金額を増やせば期間は短縮できますが、私たちサラリーマン投資家のお給料には限りがあります。
資産形成をブーストさせる「20%」の壁
私が目指しているのは、年間利回り20%以上の運用です。 決して簡単ではありません。しかし、成長著しい中小型株や、時代の転換点にある企業の個別株を見極めることができれば、1年で株価が2倍、3倍になる世界は現実に存在します。
100万円を1000万円にするために必要なのは、「時間を味方につける」こと以上に「成長を味方につける」こと。リスクを理解した上で、この高い期待利回りに挑戦するのが私の戦略です。
「楽だがスキルが身に付かない」ことへの危機感
インデックス投資の最大のメリットは「何もしなくていいこと」ですが、裏を返せば「投資家としてのスキルが全く身に付かない」というデメリットでもあります。
インデックス投資は「思考停止」を招くリスクがある
インデックス投資は、いわば自動操縦の飛行機に乗っているようなものです。目的地(老後)には連れて行ってくれますが、操縦の仕方は学べません。 淡々と一定額を毎月積み立てをして放っておくだけ。面白さもなく退屈に感じてしまいます。もし、市場が暴落したとき、あるいは世界経済の構造が変わったとき、自分で判断する材料や知識も身に付かないリスクがあると思います。
個別株投資で手に入る「一生モノのスキル」
私は、個別株投資を通じて以下の2つのスキルを徹底的に磨き、投資家として成長したいと考えています。
- ファンダメンタルズ分析
・決算書を読み解き、その企業の「本当の価値」を見極める力。
・ビジネスモデルの強みや、業界内での競争優位性を分析する力。 - テクニカル分析
・チャートの動きから、投資家の心理や資金の流れを読み取る力。
・「いつ買って、いつ売るか」という出口戦略を論理的に立てる力。
投資家としての成長こそが「真のリスクヘッジ」
「お金」は失うことがありますが、一度身についた「スキル」は誰にも奪われません。 もし仮に今回のチャレンジで失敗したとしても、分析スキルさえあれば、また次のチャンスで這い上がることができます。投資家としての自己研鑽を放棄せず、自分の頭で考えて相場を生き抜く力をつけること。それこそが、長期的な資産形成における最強のリスクヘッジになると思います。
サラリーマン投資家がリスクを負ってでも「10倍株」を狙うワクワク感
平日は営業マンとしてビジネスの世界にいる私にとって、個別株投資は単なるマネーゲームではありません。それは、「ビジネスマンとしての視点を活かす場」でもあると思います。
仕事の経験が投資に活きる
営業マンとして働いていると、「今、どの業界の勢いが強いか」「どの会社の商品が現場で評価されているか」という情報を肌で感じることがあります。
お客さんから情報を頂くこともありますし、どこにチャンスがあるか分からないなと感じます。
- 「あの会社の新しい決済ツール、あの法人でも導入されているな」
- 「取引先の担当者が、みんなあのクラウドサービスを絶賛している」
こうした「日常の気づき」を投資に直結させられるのが、個別株投資の醍醐味です。自分が納得して選んだ企業が成長し、社会を変え、その結果として株価が上がる。そのプロセスを共に歩むワクワク感は、インデックス投資では決して味わえません。
もちろん、日常から優位性を感じた企業に投資する機会は現状、それほど多くないですが。でも、投資家目線は投資家としてもビジネスマンとしても確実に学びにはなっていると思います。
誠実に、リスクと向き合う
もちろん、良い話ばかりではありません。個別株投資には、選んだ企業が不祥事を起こしたり、業績が悪化したりして、投資額が半分以下になるリスクも常に隣り合わせです。
ただ、「リスクを取らないことが、最大のチャンスロスになる」。そう考えています。もしもの時は損切りをしてリスクヘッジをすれば問題ないことです。
1000万円を達成したとき、そのお金で観るプレミアリーグの景色は、きっと一生の宝物になるはずです。自分でリスクを取り、自分で学び、自分の力で手に入れた「夢のチケット」ですから。
まとめ:自分の人生の目的に合った投資手法を選ぶのが正解
投資の世界に「絶対の正解」はありません。
- 「老後に備えて、手間をかけず着実に増やしたい」なら、インデックス投資が最適です。
- 「数年以内に夢を叶えたい、そのためにスキルを磨き、自力で資産を加速させたい」なら、個別株投資が優位に働きます。
私の1000万円チャレンジは、後者の道でチャレンジ成功を目指しています。普通のサラリーマンが、限られた元手と時間の中でどこまでいけるのか。成功も失敗も、そして分析のプロセスも、包み隠さずこのブログで発信していきます。
大切なのは、「なぜ自分は投資をしているのか?」という目的を見失わないこと。私の目的は、ヨーロッパのスタジアムで鳴り響くチャントを聴き、その興奮を肌で感じることです。そのために、明日からも営業の仕事を頑張り、市場から学び続けていきます。

