都内で営業マンとして駆け抜ける日々。満員電車に揺られながら、スマホの画面で揺れ動くチャートを見つめる時間は、私にとって唯一「自分の未来をコントロールしている」と感じられる瞬間でもあります。
しかし、今週のマーケットはあまりにも冷酷でした。
皆さん、こんにちは。都内勤務の30代サラリーマン投資家です。
メインプロジェクトである1000万円チャレンジという大きな山を登る一方で、私はもう一つの大切な道を歩んでいます。それが、この「元手50万円、月利5%の利益を使い切る運用」です。
なぜ、資産形成の効率を落としてまで、利益を再投資せず「使い切る」のか。
それは、遠い未来の成功のために「今」を犠牲にしすぎることで、私たちの投資生活が乾ききってしまうのを防ぐためです。
今週は、非常に苦しい報告となります。しかし、この痛みこそがサラリーマン投資家として成長するための血肉になると思います。
【運用報告】今週の「単利」実績
まずは、2026年3月第2週の運用結果を報告します。
運用結果
今週の確定利益は【0円】です。それどころか、保有していた「テクノフレックス(6649)」を損切りしたことで、資産総額は【449,600円】まで減少しました。当然、今週のお小遣いも「なし」という結果です。
最大の要因は、イラン情勢の急激な悪化による地政学リスクの台頭です。先週から元本を割り込んでいたものの、含み益ベースでは耐えていました。しかし、今週の市場全体のパニック売りに巻き込まれ、あらかじめ設定していた逆指値(ストップ安付近の損切りライン)に抵触しました。
テクノフレックスは業績面での懸念は少なかったものの、中東情勢の緊迫化に伴う「リスクオフ」の波には勝てませんでした。私が損切りを実行した直後、市場が一時的な反発を見せたのは、正直に申し上げて非常に悔しい思いです。しかし、ルールを無視してホールドし続け、元本がさらに30万円、20万円と溶けていくリスクを考えれば、この損切りは「資産を守るための撤退」であったと自分に言い聞かせています。
現在の資産残高は元本の50万円を大きく下回る449,600円です。私のルールでは「元本50万円を1円でも割っている間はお小遣い0円」です。まずはこのマイナス50,400円を取り戻すまで、ご褒美はお預けとなります。
今週の資産状況まとめ
| 項目 | 金額・内容 |
| 確定利益 | 0円 |
| 評価額(含み損益込) | 0円(ノーポジ) |
| 現在の純資産 | 449,600円 |
| 次回お小遣いまでの必要額 | +50,400円(元本復帰) |
なぜ「単利運用」を行うのか
今回の損切りで、私は大きな精神的ダメージを受けました。営業の仕事中も、ふとした瞬間に「あの時売らなければ……」という後悔が頭をよぎります。
しかし、そんな時こそ、この「サブテーマ(50万円運用)」の存在意義を再確認する必要があります。
「遠すぎる目標」という罠
メインテーマである1000万円チャレンジは、正直に言って長旅です。数年単位の忍耐が必要であり、その間は複利の力を最大化させるために「1円も引き出さない」という鉄の意志が求められます。
しかし、人間はそれほど強くありません。特に私たちサラリーマンは、日々仕事でストレスに晒されています。遠い未来の1000万円のために、今のランチ代を削り、趣味のサッカー観戦を我慢し続ける……。これでは、投資そのものが「苦行」になってしまいます。
「今を豊かにする」というガソリン
この50万円運用の目的は、「投資が自分の人生をダイレクトに豊かにしている」という実感を得ることです。
- 月利5%(25,000円)の利益が出れば、税引き後で約20,000円が手に入ります。
- その20,000円で、いつもより少し良いレストランへ行く。
- 大好きなマンチェスター・ユナイテッドやバルセロナの新しいユニフォームを買う。
この「小さな成功体験」の積み重ねが、メインの資産形成を継続するための強力なモチベーション(ガソリン)になります。
「今週は損切りで辛かった。でも、来月また利益を出して、あの美味しい寿司を食べに行こう」
そう思える心の余裕があるからこそ、本命の1000万円チャレンジで冷静な判断を下せるのです。今週のような「お小遣い0円」の苦しみを知るからこそ、利益が出た時の喜びは格別なものになります。
静寂の週末と自己研鑽
お小遣いが0円どころか、資産を減らしてしまった今週。派手な外出や贅沢は厳禁です。
サッカー観戦で心を整える
今週末は、自宅でおとなしくスポーツ観戦に没頭することにします。幸いなことに、今はWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)の熱狂があり、さらにプレミアリーグでは愛するマンチェスター・ユナイテッドの試合も控えています。
大画面のテレビの前で、ビールを飲みながら戦況を見守る。これならお金はかかりません。
サッカーや野球の試合を見ていると、投資との共通点に気づかされます。
- どれほどの名将でも、全試合に勝つことはできない。
- 不運な失点(地政学リスク)はある。
- 大切なのは、負けた後にどう立て直し、次の試合に備えるか。
損切りをして「ノーポジ(株を持っていない状態)」になったことは、捉え方によっては「次のチャンスを冷静に待てる特等席」に座ったとも言えます。キャッシュ(現金)は最強の武器です。市場が落ち着き、再び上昇気流に乗る瞬間を、バルサのパス回しを眺めるような鋭い視点で見極めたいと思います。
まとめ
今週は、サラリーマン投資家として非常に厳しい試練の週となりました。元本50万円を割り込み、お小遣い獲得の権利を失った事実は重く受け止めなければなりません。
今後の戦略
- 焦らないこと:5万円のマイナスを取り戻そうとして、レバレッジをかけたり、ハイリスクな銘柄に飛びつくのは愚策です。それは「投資」ではなく「ギャンブル」です。
- 市場の観察:イラン情勢の推移を注視し、底打ちを確認するまではキャッシュ比率を高めたまま待機します。
- 規律の遵守:50万円を回復するまでは、たとえ数百円の利益が出ても一切引き出しません。このストイックさこそが、将来の大きな資産形成を支える基礎体力になります。
読者の皆さんも、仕事や投資で壁にぶつかることがあるかもしれません。しかし、相場から退場さえしなければ、必ずチャンスは巡ってきます。
「お小遣い0円」の今週を、いつか笑って振り返れるように。来週からまた、謙虚に、そして誠実に相場と向き合っていきましょう。
