外回りで歩き回り、商談に全力を注ぐ毎日。ふと電車の中でスマホを開き、真っ赤に染まった株価チャートを見て「うわっ……」と息を呑む。そんな経験をされた方も多いのではないでしょうか。
私も今週は、仕事の合間にチェックするたびに胃が痛くなるような1週間を過ごしました。
こんにちは、都内で営業マンをしながら1000万円チャレンジに挑んでいるサラリーマン投資家です。
投資信託で5年ほど着実に積み上げてきましたが、個別株の世界に飛び込んでからは、その荒波に揉まれる日々が続いています。
この記事では、相場が大きく荒れた今週の運用結果をありのままに公開します。
「資産形成」のリアルな厳しさ、そして失敗から何を学んだのか。同じように仕事と投資の両立に悩むサラリーマン投資家の皆さんの、少しでも参考になれば幸いです。
今週の運用結果:嵐の中の「全売却」という決断
まずは、今週の運用結果からご報告します。結論から申し上げますと、保有していた銘柄をすべて売却し、現在は「ノーポジ(キャッシュ100%)」の状態になっています。
運用状況まとめ(2026年3月14日時点)
| 項目 | 内容・数値 | 先週比 |
| 現在の保有銘柄 | なし | – |
| 評価額合計 | 0円 | -863,500円 |
| 待機資金(余力) | 1,210,896円 | +763,550円 |
| 資産総計 | 1,210,896円 | – |
| 評価損益(通算) | -35,400円 (今週分決済) | – |
資産総計が今週の乱高下を経て約121万円まで減少しました。
数字だけを見ると「負け」の1週間でしたが、リスクを回避するために一度ポジションをリセットした結果でもあります。
地政学リスクと「焦り」
なぜ、中長期投資を掲げている私が保有株をすべて手放すことになったのか。その理由は、「想定外の外部環境の悪化」と「自分自身のルールの逸脱」にあります。
イラン情勢の緊迫化による市場の混乱
今週は先週に引き続き、イラン情勢の悪化という地政学リスクが市場を直撃しました。
平日の日中、私が都内で商談をしている間にも、日経平均株価は数百円単位で乱高下。個別株もその影響を強く受け、私が設定していた「逆指名(損切り・利確の自動注文)」が次々と発動しました。
営業マンゆえの「機動力の欠如」を痛感
私たちサラリーマン投資家にとって、平日の日中にリアルタイムで株価を追うことは不可能です。
「少し様子を見よう」と思っている間に、商談が終わってスマホを見たら株価が暴落していた……。そんなリスクを避けるために自動決済を設定していましたが、今週のような荒れ相場では、それが裏目に出て「不本意な売却」も重なってしまいました。
短期売買への変質
今回の最大の反省点は、中長期投資のつもりで買ったはずの銘柄を、焦りから数日で手放してしまったことです。まさに「言うは易く行うは難し」ですね。
保有銘柄の動きと、初心者が知っておくべき「損切り」のリスク
具体的に、今週どのような売買が行われたのかを振り返ります。ここには資産形成における大きな教訓が詰まっています。
決済銘柄の内訳
- 扶桑電通(売却):評価益 +200円
- サンコール(売却):評価益 +7,800円
- Jトラスト(売却):評価損 -35,600円
Jトラストでの手痛い失敗
特に痛かったのが、今週新たに購入した「Jトラスト」です。
「上昇の波に乗っていると感じ」安易な期待から、2000株(約111万円分)という自分にとっては大きなポジションを持ってしまいました。
しかし、購入直後にさらに地政学リスクが強まり、株価は続落。
高値掴みをして損切する結果になりました。
「1000万円への近道を探そう」という焦りが、本来の「じっくり育てる」というスタイルを崩してしまったのです。結果として、数日で3万円以上の損失を確定させることになりました。
【初心者の方へ:リスクへの考え方】
個別株投資において「損切り」は資産を守るための大切な技術です。しかし、今回のように「焦って買い、怖くなって売る」というサイクルに入ってしまうと、資産はどんどん削られてしまいます。
今の私のように、相場が読めない時は「何もしない(現金で持っておく)」ことも立派な戦略だと痛感しています。
「サンコール」の急騰に悶絶……利益を取りこぼした悔しさについて
ここで、今週もっとも私の心を揺さぶった出来事に触れさせてください。
結論から申し上げますと、「売却判断の難しさ」と「機会損失の痛み」を痛いほど味わいました。
先ほどお伝えした通り、私は今週、保有していた「サンコール」を1,461円ですべて売却しました。イラン情勢の悪化を受け、資産を守るために設定していた逆指名(自動決済)が発動したためです。
しかし、その直後のチャートを見て、私は目を疑いました。

正直に言います。めちゃくちゃ悔しいです……!
| 項目 | 株価・数値 |
| 私の売却価格 | 1,461円 |
| 現在の株価 | 2,118円 |
| その差額(1株あたり) | +657円 |
| 取りこぼした利益(400株) | 約262,800円 |
もう一度言います。めちゃくちゃ悔しいです……!
もしあのまま持ち続けていれば、26万円以上の利益が上乗せされていた計算になります。都内からイギリスへの往復航空券どころか、現地での観戦チケットやホテル代まで賄えてしまう金額です。
スマホの画面に表示される2,118円という数字を見つめながら、「なぜあの時、もう少し踏ん張れなかったのか」と自問自答してしまいました。
それでも「正しい失敗」だったと言い切れる理由
しかし、一晩経って冷静に振り返ると、これは「資産形成」を長く続けるために必要な痛みだったと前向きに捉えています。
- 理由1:ルールを遵守したこと平日は商談で相場を見られない私にとって、自動決済は唯一の防波堤です。もしルールを無視して「もっと上がるかも」と放置し、逆に暴落していたら……。その時受けるダメージは、今回の「取りこぼし」よりもはるかに深刻だったはずです。
- 理由2:1000万円チャレンジは「退場しないこと」が最優先大きな利益を取り逃がすのは辛いですが、元本を大きく減らして市場から退場することこそが最大の負けです。キャッシュ(現金)をしっかり確保できたことで、次のチャンスに備える権利を手に入れました。
サッカーで例えるなら、カウンターを恐れて守備を固めた結果、得点機を逃してしまったようなものです。でも、失点して負けるよりは、引き分け(ノーポジ)で次の試合(来週)に繋げられたのだと自分に言い聞かせています。
この「26万円の授業料」を無駄にせず、次はもっと精度の高い判断ができるよう、チャートの読み方を勉強し直します!
夢の「オールド・トラッフォード」へ向けて
今回の1000万円チャレンジ報告、いかがでしたでしょうか。
正直にお伝えすると、1週間で資産を減らしてしまったショックは小さくありません。営業の目標数字を追いかけるだけでも大変なのに、プライベートの資産まで減ってしまうと、心が折れそうになることもあります。
しかし、結論としては「まだ夢は終わっていない」と自分に言い聞かせています。
短期目標に対する進捗
私の2026年4月1日までの短期目標は「1,200,000円」でした。
- 現在の資産:1,210,896円
- 目標達成率:100.9%
今週の損失は大きかったものの、これまでの利益の蓄積のおかげで、なんとか期限前の目標数値は維持できています。
次週への意気込み
来週に向けて投資先の選定を慎重に進めていきたいと思います。
私がこのチャレンジを始めたのは、イギリスのオールド・トラッフォード(マンチェスター・ユナイテッドの本拠地)と、スペインのカンプ・ノウ(バルセロナの本拠地)で、本場のサッカーを観戦するという夢があるからです。
この夢を叶えるためには、一時の感情で資産を溶かすわけにはいきません。
今回の失敗を糧に、再び「誠実な投資」に戻りたいと思います。

